酸化チタンなど生活を支える新材料~先進的な材料加工技術白書

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合成樹脂界の老舗

機械

身の回りに溢れている容器にプラスチックがあるが、プラスチックなどは合成樹脂が原料として使われている。合成樹脂の魅力はなんといっても可塑性に富んでいるという点だろう。合成樹脂は熱を与えるとドロドロの溶けてしまうという特徴を持ち、熱を与えるだけで簡単に意図する成形が可能になる。プラスチックも様々な形をした製品が販売されているが、全て合成樹脂の可塑性に富んでいるお陰である。可塑性に富んでいる合成樹脂が開発されたのは意外と古く、20世紀初頭には既に外国にて製品として使用されていた。日本に合成樹脂が伝わったのも20世紀初頭であるが、大量生産が可能になったのは戦後であり、高度経済成長時代に様々な企業が合成樹脂の可能性に掛けた。タキロンという会社があるが、タキロンも丁度その頃に合成樹脂を扱い始めた企業であり、今では合成樹脂界の老舗でありパイオニア的存在として様々な製品開発を行なっている。
合成樹脂やプラスチックについて調べているとよくタキロンという名前を見かけることがあるだろうが、タキロンが有名な理由は合成樹脂を早く扱ったからだけではない。実は合成樹脂の特性を活かして様々な合成樹脂製品を開発してきたのだ。合成樹脂は可塑性に富みながら、様々な材料と掛け合わせることで色々な性質を持った製品を作ることが出来る特徴を持っている。合成樹脂の一般的な利用方法はプラスチックを作り出し、形を成形していく方法だが、製造過程において混合させる材料を変えていくと性質を大きく変えることが出来る。例えばポリカーボネートは代表的なもので、プラスチックからは想像できないような硬度に長けた製品を作ることが出来る。工業製品としては歯車や軸受けにも利用され、ガラスのように光の透過率が高いため高所で使用するガラスの代替品に用いられることもある。タキロンはポリカーボネートの製造メーカーとしても有名で、紫外線の照射で変色しにくいポリカーボネートも開発している。